Supercalifragilisticexpialidocious!

アロマとジャズとその他諸々、人生色々な日記です。^^

戴 (長文です。(^^;)

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泰麒、李斎、李斎の騎獣「飛燕(ひえん)」 こういうタッチもいいなぁ。。。

 

ちょうど1年半前くらいに、同じ話について書いてました。(^^;

小野不由美さんが書いているファンタジー小説十二国記」の

お話です。

 

ネタバレも最小限にしたいのですが、ちょっと十二国の世界をご紹介。^-^

それでもちょっと小難しいかもしれないので、スルーでも大丈夫です〜。👍

 

 

そこは、風俗や文化が中国に似た十二の国がある世界。

そのうちの慶(けい)という国に、日本の女子高生、

中島陽子が連れてこられるところからお話は始まります。

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中島陽子と楽俊(らくしゅん) イラストの本家はこの方、山田章博さん

 

お話は慶の国を中心に進み、隣接する雁(えん)国や巧(こう)国も

出てきます。

慶の国で陽子は楽俊(らくしゅん)という名の半分獣、半分人間という

半獣と出会って成長していき、やがて何故自分が連れてこられたのか、

その理由を知ることになります。^-^

 

恭(きょう)国も、丸々文庫本1冊分のお話になっています。☺️

 

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恭国のお話 やっぱり珠晶が好き💞

 

十二の国は、麒麟という聖獣が王を選ぶことになっていて、

選ばれた王は神籍に、臣下は仙籍に入ってちっとやそっとでは

死なないことになっています。(^-^)

雁の王様は、確か500年くらい生きてるような。。。😄

 

全部の国の話が網羅されている訳ではありませんが、所々に

他の国の王様や麒麟が現れて、「ちゃんといるからね」と

それとなく主張しています。(^-^)

 

そして、物語は戴(たい)の国へと移ります。

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十二国の地図 戴の国は右上 北の国で極寒らしい。。。

 

麒麟は普通は金色の髪(ほんとは鬣(たてがみ))なのですが、戴国の麒麟

珍しい黒麒なので髪は黒く、王である驍宗(ぎょうそう)を選んだ時には

まだ11才くらいでした。

 

そこから何が起こったのか。。。王が即位して半年ほどで王様の

驍宗が行方不明に。。。

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戴国の王、驍宗と泰麒(戴国の麒麟)、蒿里(こうり)

泰麒もどこかに消えてしまい、すでに驍宗(ぎょうそう)が失踪してから6年。

驍宗とも泰麒とも親しかった州の将軍・李斎(りさい)は、驍宗を弑した

(王を殺した)と濡れ衣をかけられ、ついに慶の国に助けを求めます。

 

慶王の陽子の発案で各国の協力のもと、泰麒を何とか探して連れ戻し、

李斎と泰麒は戴国に戻っていきます。

 

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将軍、李斎 女性の将軍なのです

 

。。。と、ここまででお話は中断。

この本が刊行されたのは2001年だから、約20年間くらいファンは

「戴の国はどうなるのだろう」。。。とヤキモキしていたのです。(^^;

 

それが。

昨年、2019年の10月に2冊、11月に2冊、書き下ろしの本が

刊行されました!

戴国のお話はこれで完結するらしい。。。

 

もちろん、書店で予約して購入。👍

 

ところが。

いざ購入したはいいものの、読むのが恐い。。。💧

 

それでなくても戴国はとても悲惨な状況に陥っているのに、

こんなに待った末に悲壮な結末が待っていたら立ち直れない

かもしれない。。。💧💧

 

そう思ってずっと積読したままになっていました。📚

 

いや、流石にそろそろ読もう。

そう思い立ったものの、もう以前の話を忘れてる。。。(^^;

 

まずは、驍宗が失踪して李斎が慶国に行き、泰麒が戻って

来るまでを読み返す。。。文庫本2冊でプレイバック。📖

 

おさらいはバッチリ、さてでは件の4冊セットを。。。と、

読み始めたは良いものの、もどかしいほど遅々として

話は進んでいかない。。。(T_T)

 

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4冊セットのタイトルはこちら  李斎が凛々しい✨

 

正直、だいぶナナメ読みをしました。(^^;

それでも、約400ページ✖️4冊は遠かった💦

 

けれどその遠さが戴国の状態を物語っていて、微に入り細に入り

色んな人間模様が積み重なっていきました。

 

作者の小野不由美さんは、本当は精神分析を生業としているの

じゃないかしら。。。と、このシリーズを読んでいてよく

思います。

 

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成長した泰麒 若いのに肝の据わった御仁

 

読み終えたあと、文庫本のカバーを見て気がついたことが。

短編集を1冊買い漏らしていました💦💦

 

丕緒の鳥」を買いに行かなくっちゃ。☺️